大津市障害者自立支援協議会では、平成27年度より障害福祉サービスの関係者と介護保険サービスの関係者が集まり高齢障害者プロジェクト会議を立ち上げました。大津圏域の高齢障害者の実態調査と課題整理を行い、障害のある方が高齢になっても地域で安心して暮らし続けるための仕組み作りの検討を行い、齢福祉分野と障害福祉分野の連携をより深めるための学習会を定期的に開催してきました。今年度2回目の研修会を2月24日に開催。今回は「聴覚障害の高齢者の支援及び精神障害者の介護保険移行、介護保険と障害福祉サービスの併用利用」をテーマに介護保険分野と障害福祉分野の支援者がどう連携して本人に必要な支援を継続していくか検討しました。特に介護保険と障害福祉サービスの併用利用に関しては今回プロジェクトで検討をして一部見直しを行うこととなりました。その説明も行いました。
大津市障害者自立支援協議会精神福祉部会が共催した映画「生きて、生きて、生きろ。」上映会を行いました。この映画は震災と原発事故からに見舞われた福島における時間を経てから発症する遅発性PTSDなど、こころの病に関して、その喪失感や絶望に打ちのめされながらも日々を生きようとする人々と、それを支える医療従事者たちのドキュメンタリー映画です。
当日は約50人の参加者があり、映画上映後に宮城県の女川町保健福祉センターにて、震災支援にあたっていた鶴幸一郎氏によるみやぎ心のケアセンターの取組みに関するアフタートークがありました。
大きな災害が立て続けに発生している中、災害後のメンタルヘルスに関して参加者の皆さんと共に学び、考えていく機会となりました。
大津圏域では、自立支援協議会内に高次脳機能障害連絡調整会議を令和元度より設置し、高次脳機能障害の方の支援状況の共有や課題の整理などを継続して行っています。また、高次脳機能障害の方の支援の理解啓発の為の研修会も毎年開催しております。
令和元年から研修会を開始し、今年度で6回目になります。今回は2部構成で、第一部ははやし脳神経外科クリニックの林先生と日下部看護師に地域で高次脳機能障害の方の医療に携わる方の報告を前半していただき、第二部は就労継続支援事業所B型いしづみの当事者及び職員の方に協力をしていただき大津市で暮らす当事者の方からの報告を聞いていただきグループワークを行いました。
2013年に国の「職場における腰痛予防対策指針」が改定され、『人力での抱え上げは、原則行わせない。リフトなど福祉機器の活用を促す』ことが明示されました。これまでの日本の腰痛予防策では、重量物の制限はあっても、「人力による人の抱え上げ」は除外されてきた経緯があり、今も多くの事業所で人力による抱え上げが行われているのが実情です。
BCPの策定と研修及び訓練は障害福祉の全サービスが必須となり、今年度からは報酬改定により未策定だと減算対象となりました。
自立支援協議会では自然災害時の業務継続計画の策定と研修を後押しするためにBCP策定プロジェクトを立ち上げて、ツールの開発と研修訓練の企画を毎年していますが、今年度も全体研修会を2025年1月24日に開催しました。
ヨコヨコインターン夏の最終日は学生さんからの報告でした。障害福祉の世界が学生さんたちからどのように見えたのか…。
春から始まった、2024おおつ合同新人研修。全9回を無事に終えました。
ヨコヨコインターンとは?
ヨコヨコ Lab.が主催・企画を担当を行う、法人の垣根を越えて大津市内の障害福祉事業所を覗き見できる5日間のスペシャルなインターンです。
今回、6人の学生さん達に参加して頂きました。
自立支援協議会では2022年度から自然災害時の業務継続計画の策定と研修を後押しするためにBCP策定プロジェクトを立ち上げて、ツールの開発と研修の開催をしています。今年もその一環としてNPO法人高齢者住まいる研究会が開発した災害想定ゲームKIZUKIを購入して体験研修会を9月、10月と2回開催しました。
両日合わせて市内の障害福祉サービス事業所の支援者約30人が参加。災害想定のゲームを通して、大規模災害時の通所施設の職員の対応に関して検討しました。
大津市障害者自立支援協議会は2006年(平成18年)に立ち上がり、来年で20年目を迎えます。
自立支援協議会の立ち上げから今日までの取り組みを年度単位でまとめています。
まだ、途中ではありますが、よろしければこれまでの取り組みをご覧いただき、大津の障害者支援の経過をご確認いただければと思います。