大津市では、平成18年10月より、障害のある一人ひとりのニーズを地域の課題として集約し解決するための協議の場として「大津市障害者自立支援協議会」を設置して、様々な取り組みを続けております。
この度、皆様に大津市の障害福祉の施策及び自立支援協議会の重点活動について報告させて頂くため、全体報告会を開催致します。なお併せて、当日参加の難しい方のために自立支援協議会のホームページにてアーカイブ配信も行います。
お忙しいとは存じますが、ぜひご参加またはご視聴ください。
大津市障害者自立支援協議会では、大津市の重症心身障害及び医療的ケア児者のネットワーク構築を目指して、重症心身障害及び医療的ケア児者支援協議会を開催していています。協議会の中での検討課題の一つとして、災害時に電源確保が必要な医療的ケア児者の支援を最近取り上げています。ただ、災害時の電源確保に関しては支援者もまだまだ知らないことが多い状況です。人工呼吸器とはどのようなものか、電源確保に関してどのような準備が必要か、行政や地域の支援者は平時からどのような取り決みを行うことが必要なのか、支援者が学ぶための研修会を企画しました。
市立長浜病院の臨床工学技術科で臨床工学技士として活躍され、湖北の自立支援協議会の重心部会にも参画されている草野信悟様を講師にお招きしました。講師による人工呼吸器の仕組みの説明、災害時の電源確保の状況や必要な備えの説明を実物を持ってきて説明してもらった後、滋賀県で取り扱っている呼吸器メーカー4社に来ていただいての製品の説明とバッテリーがどれくらい持つかの説明をしてもらいました。当日は約50人近い参加者にお越しいただきました。
精神福祉部会では大津市における精神障害者にも対応した地域包括ケアシステムの構築の検討を行っていますが、今年度も大津市保健所と合同で研修会を開催しまました。
今年度は大阪人間科学大学人間科学部社会福祉学科准教授として活躍される吉池毅志先生をお招きして、「市民(with disability:精神障害のある)が真ん中にいる精神保健福祉医療を、大津市で描くとどうなる?」というテーマで話題提供をいただいた後、大津市の精神保健医療福祉領域における垣根を越えた連携を考えるグループワークを行いました。
大津市自立支援協議会では今年度2回目の定例会を2月16日午後に浜大津明日都で集合で開催しました。
そこで今回の定例会内容の報告と資料を掲載させていただきます。
今回の定例会では前半は「児童虐待、その後」と言うテーマで、やまびこゼミの「子どもの頃に虐待を受け、大人になった障害のある人への支援に悩む支援者の学び」を報告しました。
平素は自立支援協議会の活動にご協力いただきありがとうございます。
感染症対策に関して令和6年4月1日から義務化され、下記のことが実施されていないと減算となります。
① 感染対策委員会の定期開催及び結果の従業者周知徹底
② 指針の整備
「平常時の対策」及び「発生時の対応」の両方を規定する。
③感染症対策に関する業務継続計画(BCP)の策定
④感染症対策に関する定期的な研修・訓練の実施
そこで、自立支援協議会では感染症対策指針と感染症に関するBCPを一つのツールにまとめました。
自立支援協議会もサイト作成に協力をした大津市障害児サマースクールメモリアルページの紹介です。1980年(昭和55年)、養護学校義務化に伴い、長い夏休みをどう過ごすのかを心配した養護学校の先生からの提案で始まり、1987年(昭和62年)に当時の山田市長の提案で、障害児関係に何か施策を、ということで、サマースクールが、大津市主催となり、補助金も出るようになりました。しかし、2022年で45年間の活動が終了。
そこで、45年間の活動を振り返るホームページを有志の方で作成しました。
大津市では障害者に対しての合理的配慮の提供事例集を作成しました。この事例集の作成に当たっては自立支援協議会内に設置されている差別解消部会も協力を行い、部会内で数年前から議論を重ねて、各当事者団体で事例収集を行い、提案や原稿作成の協力等を行ってきました。つきましては、完成した事例集を本ホームページでも公開いたしますので、ぜひご覧ください。